おきなぐさ

おきなぐさ
I
おきなぐさ【翁草】
(1)キンポウゲ科の多年草。 日当たりのよい山地に自生。 全体に白毛が密生する。 葉は根生し, 羽状複葉。 春, 高さ20センチメートル内外の花茎上に鐘状の花を一個下向きにつける。 萼片(ガクヘン)は花弁状で外面は白い絹毛が密生, 内面は暗紫褐色。 和名は, 花後, 羽毛状にのびた白色の花柱を老人の白髪にみたてたもの。 根を乾かしたものを白頭翁(ハクトウオウ)とよび漢方薬とする。
(2)キクの異名。

「~二百十日も恙なし(蔦雫)/続猿蓑」

(3)マツの異名。
(4)書名(別項参照)。
II
おきなぐさ【翁草】
随筆。 二〇〇巻。 神沢貞幹著。 前半一〇〇巻は1772年成稿。 後年さらに一〇〇巻を加える。 中古より江戸寛政期(1789-1801)頃までの伝説・世話・記事・異聞などを諸書から抜き書きし, 著者の見聞をあわせて記録したもの。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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